東京大学総合研究所博物舘小石川分館
The University Museum renovation and extention, UT
2001 東京都文京区
旧東京医学校(現東大医学部)の本館を構造補強を兼ね改修増築し博物館として再生した。明治9年竣工の建物は日本の高等教育機関の現存する校舎としては最も古い。一度本郷で解体移築された後、現在地に移され重要文化財となった。儀洋風の外観、構造をもつ建物は移築の過程で一回り小さくなり、部材の入れ替えや転用がなされている。再生に当たって、そうした建物の「生き様」をなるべく見せるようにした。メインギャラリーでは儀洋風の特徴である屋根の和小屋を露出させ、元の柱や梁はそのまま内部意匠にとりこんだ。建築が古びてゆくのは宿命だろうが、その古さを時間をかけた人間の営為の蓄積として積極的に残してゆくことに意味があるだろう。入口は背後に移し、庭園に面した正面のエントランスポーチは休憩のテラスに転用している。
博物館
延床面積:865.7㎡
構造・規模:木造一部RC造地上2階
旧東京医学校本館(明治12年
