東京大学法文1号舘改修
law building 1 renovation, UT
2009 東京都文京区
現在の法文1号館(昭和10年竣工)は、通称「八角講堂」と言われた明治期の法科大学の講堂の地下部分を基礎として建っている。大学の校舎としては由緒ある建物だが、改修前は学生ロッカーなどが無造作に置かれ、配管むき出しの惨状であった。計画では法学部のメイン・エントランスとしての構えを取り戻し、学生の居場所となるラウンジをデザインすることが求められた。 エントランスホールは、天井裏にオリジナルの格天井が残されていたことが分かり、極力原状に戻す方針でデザイン、学生ラウンジの方は廊下を含め仕切りを撤去し広い空間をつくることを心掛けた。ロッカーや自動販売機などは木製パーティションの背後に集約している。 ホールは柱に上下配光のブラケット照明を設け、柔らかい光で空間を満たし、その他ではペンダント照明をグリッド状に配置して光のレイヤーを作り、露出配管も目立たなくなった。エントランスホールの正面には法学部の歴史を語る「八角講堂」の木製模型と図面を置いた。
延床面積:498㎡
構造・規模:S造地上2階建て
改修前